「失礼しましたっ!」



店員さんは、そのままカーテンを閉めてしまう。



「もー!変なこと言わないでよっ」



「そんな怒んなよ。さ、もっかい撮るぞ」



伊織が軽く、あたしを抱きよせる。



そーやって普通にしてくれたら、あたしだって素直になれる。











「結構いいの撮れたな」



「うん。この伊織、カッコいい…」



「マジで?彩花は実物の方がかわいいよな」



ゲーセンを出て、歩きながらする会話は、バカップルそのもの。