「知るか」



それだけ吐きすて、また彩花にキスしまくる。




「やっ……もぉ、ホント……お腹いっぱい……」




「なんだよ、その言い方」




「だってぇ……」




そのとき彩花のケータイが鳴った。













「あーっ、電話だ!あたし、出なきゃ」





「電話より俺を優先しろよ」




ブツブツ呟く俺をスルーして、強引に俺の腕から逃れ、机の上に置いてあるケータイに飛びついてる。