「ありがとう……」




「前も言ったと思うけど……。

俺は、ずっと……お前だけしか見てねーから……」





伊織の優しい眼差しに、ドキドキが止まらない。
















「俺のお姫様は……昔からずっと、彩花だけだよ」




そう言って、優しくあたしにキスを落とす。




嬉しくて……




震える体をごまかすように、



必死で伊織にしがみつく。