「そっちは?」




あっ……今度はあたしが話す番なの!?




どっ……どうしよう。





これといって、特に変わったことはないし、話す内容なんて。





朝野くんとだって、夏休み前とそれほど変わらない付き合いを続けてる。




戸惑ってると、伊織が鼻でフッと笑った。





「ま、いっかぁ。ホストはお客様を楽しませるのが仕事だから、そーいうのはやめときます。

姫、コッチ来る?」




…はいっ!?



伊織は足を開いたところに、あたしを座らせようとしてるのか、自分の方を指さした。











ま……まさか。




いくらなんでも、そんなこと……。




っていうか、これもみんなにしてるサービスなの!?