あたしたちがいる場所は、カーテンで他の席とは完全に仕切られている。
垂れさがったカーテンの向こうから、男の子の声が聞こえた。
「入って右手の女がさ~、めちゃくちゃ美人なんだよ。だけどお前のこと指名してきたからな、伊織!頼むから途中で席替わって」
話……筒抜けだし。
あたしと松本さんは顔を見合わせ、苦笑い。
……とそこへ、カーテンがめくられ、あたしのよく知ってるアイツが……顔を覗かせた。
「お待たせしました、伊織でーす」
う、わ!!!
なんなの、その営業スマイル!!
あたしが見たこともないような作り笑顔で入ってきた。
……あたしは絶句。
松本さんは……。
「はろ~。遊びに来たよ」
なんて言って、入ってきた伊織の腕を思いっきり引っ張って自分の席の隣に座らせた。
垂れさがったカーテンの向こうから、男の子の声が聞こえた。
「入って右手の女がさ~、めちゃくちゃ美人なんだよ。だけどお前のこと指名してきたからな、伊織!頼むから途中で席替わって」
話……筒抜けだし。
あたしと松本さんは顔を見合わせ、苦笑い。
……とそこへ、カーテンがめくられ、あたしのよく知ってるアイツが……顔を覗かせた。
「お待たせしました、伊織でーす」
う、わ!!!
なんなの、その営業スマイル!!
あたしが見たこともないような作り笑顔で入ってきた。
……あたしは絶句。
松本さんは……。
「はろ~。遊びに来たよ」
なんて言って、入ってきた伊織の腕を思いっきり引っ張って自分の席の隣に座らせた。


