幼なじみと付き合った場合。

「なんなの、その勝手な言い分!」


伊織のそれは、幼なじみとしての家族的な独占欲っていうか、


あたしのことを、お母さんか姉妹かなにかと勘違いしてない!?


「胸の下に小さなホクロがあんの知ってんのも、俺だけ」









…へっ!?


「ちょっ…やっぱりさっき、見たんでしょ!?」


このホクロは最近増えたから、小さい頃からずっとあったわけじゃない。


側にあったクッションを手に取り、バシッと伊織に投げつけた。