幼なじみと付き合った場合。

今日の舞川さんに対してだって、


優しく笑いかけたり、髪を撫でたり、寄りそってて、なんだかいい雰囲気で…。


「…伊織は、わかってない」


「わかってないのは、彩花の方だろ?」


「違うよ、伊織の方なんだから…」


拗ねるように言うと、伊織がフッと笑った。







「俺、こーやって彩花といる時間が楽しい」


なっ…いきなり、なんなの!?


動揺するあたしを置いといて、伊織は楽しそうにしてる。