幼なじみと付き合った場合。

「彩花のこと知りもしないのに、いきなりデートって」


「だから、これから少しずつ知り合ってくんだってば」


「ロクなこと、なくね?本性出すなよ」


「本性ってなに!?あたしは、このままだし」


「すぐ、キーキーわめくじゃん。ほら、そーやって」


伊織はニヤニヤしながら、ベッドから起き上がった。







「わめいてないもん。そういう伊織こそ、他の女の子たちは、伊織の外見しか見てないんじゃない?

ホントはこんなに、イジワルなのに」


「俺はまんまだろ。別に他の女だけに特別優しくしてるつもりなんて、ねーけど」


してるよ…。