「あたしの彼氏候補。上月くんと、水泳教室が一緒で、今も仲がいいみたい」


「上月!?アイツも絡んでんの?」


「あっ、それはたまたま。そうそう、日曜にね、遊ぶ約束したの」


「それって、デート?」


「…に、なるよねぇ。ウフッ」








――バサッ。


伊織はまたベッドに突っ伏し、大人しくなってしまう。


…あれっ、眠たいのかな!?


「…伊織?」


あまりに静かだから、側に寄ってみる。


寝ちゃった…?