「そんなんじゃないよ。驚かないの?」


「驚いてる。けどさ、まだ付き合ってるわけじゃないんだよな?」


「そっ、それはそうだけど…時間の問題…かな?今日も一緒に帰ったけど、すごくいい感じだったの」


言いながら、朝野くんの顔が頭に浮かぶ。


「いい感じ…なぁ。コクられたんだ?」


「そーいうのとはちょっと違って。小菅くんの友達で、

あたしに彼氏ができないって話してたら、友達から始めようってことになって」








「へぇ…」


伊織はゴロンとベッドに横になる。


あ、あたしの話聞いてない!?