あたしが叫ぶと共に、突然部屋の扉を開けた伊織はすぐに扉を閉めた。



「バカっ!!勝手に入らないでよっ」


「声がでけぇよ。お前の裸なんか、小学生の頃から変わってねーだろ。もったいぶんな」



扉の向こうから、そんな言葉が聞こえてくる。



小学生からっ!?


ヒドい!


そりゃね、胸だってそんな成長してないし、くびれだってあるわけでもなし。


だからって、そんな言い方って!






「うるさい、バカ!なにしにきたのよー」


「送って帰ろーと思ってお前のクラスに行ったら、先帰ったって……」