「昨日越野さんとした話の内容…お母さんからほとんど聞いちゃった。
越野さん…伊織くんと付き合うこと、悩んでるの?」
松本さんは窺うように、遠慮がちにあたしのことを見てくる。
「そっか……聞いたんだ……」
「越野さん……伊織くんのこと、ウチのお母さんにバラさなかったんだね。言えばよかったのに……」
「そっ…そんな、言えないよ。だって彼氏だって言ってたんでしょ!?お母さん、信じて喜んでたんでしょ?」
「ありがと…気分悪くなかった?伊織くんのことを、いかにもあたしの彼氏みたいな言い方してて。
お母さんのブログ…読んでたんだね。どこで知ったのかと思ったら、まさかお母さんの働いてるお店で出会ってたなんて……びっくりした」
ブログの話が出たときに、パソコンの履歴を見たっていうのがバレたかと思ってドキッとしたけど、
最初に偶然アロマサロンで出会ったって信じてくれてるみたいだから、少しホッとした……。
「気分悪いとかはないよ。あたしね……伊織と別れたの」
あたしがそう言うと、お弁当を食べようとしていた松本さんの動きが止まった。
越野さん…伊織くんと付き合うこと、悩んでるの?」
松本さんは窺うように、遠慮がちにあたしのことを見てくる。
「そっか……聞いたんだ……」
「越野さん……伊織くんのこと、ウチのお母さんにバラさなかったんだね。言えばよかったのに……」
「そっ…そんな、言えないよ。だって彼氏だって言ってたんでしょ!?お母さん、信じて喜んでたんでしょ?」
「ありがと…気分悪くなかった?伊織くんのことを、いかにもあたしの彼氏みたいな言い方してて。
お母さんのブログ…読んでたんだね。どこで知ったのかと思ったら、まさかお母さんの働いてるお店で出会ってたなんて……びっくりした」
ブログの話が出たときに、パソコンの履歴を見たっていうのがバレたかと思ってドキッとしたけど、
最初に偶然アロマサロンで出会ったって信じてくれてるみたいだから、少しホッとした……。
「気分悪いとかはないよ。あたしね……伊織と別れたの」
あたしがそう言うと、お弁当を食べようとしていた松本さんの動きが止まった。


