昨日、途中で電話切られたし……。



なんだか顔を合わせづらい。



クラスも違うし、朝も時間をずらせばしばらくは顔を合わせることもないはず。



だけど委員の集まりだと、そうもいかないよね……。








しおりを見て固まってると、小菅くんがあたしの頭をポカッと叩いた。



「きゃっ、ちょっとなんでぇ!?」



「越野~、残念だったな」



「え!?なにが?」



あたしの心、読まれてた!?


一瞬ビビったけど、小菅くんは笑うどころか、なんだか残念そうな表情になってる。




「アイツ…来ないもんな」