『手、出して』 そう言って、颯太くんは私の右手を掴んだ。 そして、 『これは、心がオレのっていう印ね』 薬指にダイヤの指輪をつけてくれたんだ。 『…っ、嬉しい…』 …これじゃ、まるで私が誕生日みたいだよ? 『…4年まって、大学卒業したら…結婚しよ?』 『…はいっ!』 私は、そう言って、颯太くんに抱きついた。 …大好きだよ、颯太くん。 *END*