「あの時とは 状況が違うもん」


「似てるし…
まぁ~ あんたは誰と付き合っても 上手くいきっこないから!
あー イライラする!」


「酷いよ~ 姉妹なら慰めてよ~」


「無理無理
仕事の邪魔!帰って」


あたしは、強がって我慢してたものが…切れてしまった。


ぽとぽと落ちる涙。


「あんた ここで泣かないでよ
今から開店するのに~
超迷惑」


「だって~
ねぇちゃんしか 話せないから」


それを聞いていた店長さんが


「奥でお茶でも飲んで休んで行って」


と、言ってくれ 姉は『迷惑をかけてすみません』と 頭を下げていた。