手を伸ばせば、そこに大切なものがある。 「愛することは不完全な人間の弱み。相手を求めることで自分を充たそうとする」 「愛せないことは完全な人間の弱み。相手を拒むことで自分を孤独に追い込んでいく」 人間は、どちらを望んでいるのだろう。 記憶の糸を手繰って、人の手のぬくもりを感じて ―心の向こうに、大切なものが待っている―