清らかな星の朝



「………っ」

「はっ、黙るなよ」

「…星治ってさぁ……」

「なに?」

「…いや、何でもない」

「ふはっ、なーんだよ」

「ははっ、いや………」

「………」

「………」

「…………」

「…………」

「……なぁ」

「ん?」

「…あー……アイス食いたい」

「……いきなりなんだよ」

「風呂上がりってそういうもんだろ?」

「…寒いって言ってなかったか」

「もう慣れた。けど、棒のヤツは嫌だな。ミルクバーとかそういうのは無理」

「なんで?」

「アレ最後まで食うんムズいもん。いっつも落とすし」

「……っは」






夏が、終わる。











【end.】