「……ごめっ…何でもなっ」 「……」 側にいるのには、運命は残酷過ぎて… 「………いるよ」 ちゃんとここに 「……ハルっ……」 抱きしめ返した遥香の身体は細くて、力を入れれば折れそうに思えた。 ここにいてくれる。 遥香はここにいてくれるのに… 遥香を君に重ねてしまう。 『貴亮、ずっと一緒よ』 声が頭に鳴り響いて離れない。 君が居なくなったあの日から俺の頭にずっと鳴り響いているこの声は…