あれは、何時ぐらいの事だったのか-…… **** 「ねぇ、貴亮。あたしは貴亮の何?」 時間が止まったようだった。 彼女の口から出た言葉が頭を駆け巡る。 「な……何って…彼女、だろ?」 「そうね。えぇそうだわ」 あたしは貴亮の彼女。それ以外の何でもないのよ。 彼女はそう言った。