自分にそう言い聞かせてベッドに倒れこむ。 鞄には、いつでも会って返せるようにあのハンカチの代わりが入っているのに… 会っちゃだめだ。 会っても期待通りの展開なんて絶対ならないし、会ってしまったら――――… 私、引き返せる自信ない。 散々そんな風に言い聞かせてたはずの私の足は、翌日の夜にあの場所に立っていた。 「ホストClub DReaM・・・・」 鞄にはハンカチが入ったまま。