私はその写真の前に立ち止まってよーくみた。 「・・・この人―――」 そこに写っていたのは紛れもなく、あの日の彼。ハンカチの人。 なんで気がつかなかったんだろう。 ドラマや物語の世界みたいに劇的に再会できるって変な自信持ってた。 再会したら、仲良くなって、名前で呼び合って。 現実はそんなうまくいく筈がなかったんだ。 こんな、遠く離れた世界に住む人だなんて―――