会うのを拒否された次の日に…




会いたいって言うのは…
どうして?





もし…もう俺の側には居たくないって話だったら?





そう思うと怖くて、…足が鉛の様に重くて思うように進まなかった。







ようやくたどり着いた病院のロビーで、おばさんと会った。



俺を待ってくれてたんだろう。


俺を確認して立ち上がり、駆け寄ってくれる。





『ごめんなさいね!?
また来てもらっちゃって。』





「いえ…。あの…花梨の様子は?

俺にどうして会いたいのか言ってましたか?」




情けないけど…もしおばさんの表情が曇るようなら…会わないで帰ろうと思ってた。





だってもし、別れたいから呼んだなんて理由だったら、心の準備が出来てないし。



そんな準備なんてしたくもない。