昨日の事だった。






今日より更に暑い日で、私はいつもの様に洗濯物を干していた。






美鈴「暑い…、しかも多い」






壬生浪士組の全員分の洗濯物を干すのだ。






量はとんでもない。






その上、女中は二人しか居ない。






一人は住み込みの美鈴、もう一人は屯所に通っている梓だ。






「美鈴さん、手伝いますよ」






その為、隊士達も何人かは手伝ってくれる。






美鈴「ありがとうございます。」






そう感謝の言葉を述べていた時ーー





勇坊「僕も手伝うよぉっ!!」






為三郎「ぼ…僕も手伝いますっ!!」






二人が現れたのだ。






美鈴「…………………」





誰だろうこの子達……





勿論そういう反応になるわけで、





まぁ、当たり前だ。壬生浪士組の屯所の中に子供が居るなんて有り得ない事なんだから。