いよいよ私の出番だった。




私は、昔山尾が使っていたという後ろに虎の絵が描かれたガウンを着た。




正直そんな昭和なダサいガウンを着たくなかったが、ガウンを脱いだら下は、例のビキニスタイルのコスチュームだったしガウンを脱いだ瞬間のインパクトを考えろと山尾に言われ仕方なく着た。




山尾がレフリーをやる為に、リングからコールした。




「ああ青コーナーき期待のしし新人ハスミの入場です~!!」




山尾は、完全にアガっていた。




私は、リングに向かって走った。




何故かテーマ曲は、アンパンマンマーチだったが、いちいち気にする余裕は、なかった。




赤コーナーたたたたた玉田あたたたたたたたた玉男~のにに入場です~!」




アガってる山尾が、あたたたた言うから思わずお前は、ケンシロウかと笑いそうになった。




玉田が玉男という名前だとは知らなかった。




リングネームならふざけているし、本名なら可哀想だと思った。