「青コーナー百八十六センチ八十八キロ高橋王司~!!


赤コーナー百八十センチ八十五キロボボアメリカ~!!」





玉田が、二人をコールしたが、私は、ん?と不思議に思う事があり近くにいた金に聞いた。




「高橋君は、実際は、そんなに身長も体重もないでしょう?
ボボさんもだけど…」




「当たり前だよ。高橋で、身長百八十二が本当だろうな。

体重は、八十キロくらいだろう。



ボボは、身長百七十六くらいだろう。


体重は、八十キロないだろうなあ。


ハスミちゃんプロレスラーは、一般人より大きくってのが昔からの習わしだよ。

身長や体重は、大きく言うのが、普通なんだよ。


例えば、あのアントン猪木だって現役の頃は百九十一って言ってたけど、実際は四、五センチは、ごまかしてるよ。


力道山は、百八十センチになってるが、実際は、百七十五センチか百七十六センチだったと言う記録も残ってるよ。」




私は、いかにもプロレスらしい話しだと思い、まだまだ、色々研究しなきゃとも考えた。