「ハスミちゃんオケケが、出てるよ。」



ボボさんが、私の横に来て小さく言う。




チロチロと何本か出てしまっていたのに気付き恥ずかしくなった。




「ハスミ!!毛ぐらい気にするな!!

なぁ皆!!」




「山尾さん、やっぱり若いからかわいそうだよ。

俺のバッグに額を切る為に剃刀が入ってるからトイレで処理して来なよ。」





玉田が、そう言ってバッグのある方を指差した。




私は、玉田にありがとうと言うとバッグから剃刀を取り出してトイレに入った。



ほとんどの毛を処理してしまう。




彼氏が、出来たらなんて言い訳しようと思ったが高橋君なら分かってくれるだろうと思い気が楽になった。