バックドロップと言う物を初めてみたが、こんなに強烈だとは思わなかった。
だが、テレビやYouTubeで見たバックドロップよりも明らかに本気のバックドロップだった。
山尾の強さを改めて知った気がした。
それよりも、私の目は失神した顔もかっこいい高橋君につい行ってしまった。
失神顔が、こんなに似合う人って居ないかもと思ってしまった。
高橋君は、何とか首を振りながら起き上がった。
失神顔がもっと見たかったなぁと思った。
だって失神してたら高橋君の顔をじっと見ても怪しまれないし高橋君の目の下に小さい可愛いホクロが、あるなんて気付かなかったもん。
もっと高橋君の細かい部分を、観察したかったが、本人が起きてしまっては、出来なかった。
「山尾さんいますか?三池制服ですが、注文の品を持って来ました。」
倉庫を開けて入って来た痩せた三十代くらいの男が、言った。
三池制服?私の卒業した学校の制服も確か三池制服からの物だった。
一体何の注文の品だろうと思った。


