ダンは痛さから身体を九の字に曲げた。
顔が下がった所を狙って私は、顔面を思いきり蹴りあげる。
効いたなと思ったらダンは凄まじい表情に変わり私を追いかけるようにパンチを出してきた。
さすが無敗のチャンピオンだ。
今までも真剣に勝負したいたのだろうが、何処かに女の子とやってるからと言う甘さがあったのかも知れない。
私は、ロープに詰まってパンチを受け続けた。
リングに私の血が落ちるのが見えた……
ゴングが、鳴る。
あのままパンチを受けていたら倒れていただろう。
ミスター金が、リングに上がり私を支えながらコーナーに連れて戻った。
「ハスミ!!しっかりしろ!!
このままだと負けるぞ!!お前が負けたらここで俺達の負けは決まるんだぞ!!
しっかりしろ!!」
山尾が怒鳴る。


