玉田は落ち着いていた。


五万人の観客の前でも堂々としてて私は、感心する。


白のショーとタイツに白のリングシューズ。


リングシューズに濃いブルーで心と入っている。


今回のコスチュームは、全て綾香さんが決めた。


皆ほとんど同じだった。


白のショーとタイツに白のリングシューズに心と入っているシンプルな物だった。



私のコスチュームもビキニスタイルでなくて白のレスリングの選手が着けるような物に変わった。



覆面も白を基調にして目の部分や口の部分はかなり出ていた。



これはシュートマッチのやる時には、視野が広くないといけないからだ。



このシンプルなコスチュームに対して猛然と抗議したが、私の覆面の額にHの文字を入れるだけしか無理だった。



綾香さんは、晴れの舞台に上がるのにダサい格好はダメだとはねつけ、そして心日本プロレスだと分かりやすいように皆を統一させた。