公の場所での九州力のこの発言は波紋を読んだが九州力は平気なようだった。



セメントつまり真剣勝負とプロレスを完全に分けて発言したのには驚いた。



九州力は真日本の現役プロレスラーで、実質的はトップなのだ。



その九州力からここまでの発言が、出るとは思わなかった。



九州力もこの興業に賭けてるんだなと私は思う。



山尾は、その発言を聞いて大笑いしていた。



笑いながらもさすがだなと感心していた。



アントンは、この発言に嫌悪感を示しながらこう切り返した。



「セメントだとかプロレスだとか関係ねえよ。

要は闘いを見たいんだよ。

プロレスは、格闘芸術だよ。」



格闘芸術?アントンお得意の曖昧な言葉だった。



山尾は、緩い事言ってるなとアントン発言を切った。