私は、トレーニングの帰りに高橋君に何故ゴタゴタするのか聞いてみた。



「ハスミちゃん今回はシュートマッチが、有るんだし、アントンが、介入したらゴタゴタするよ。」



高橋君は、それだけ言うとトレーニングの為に走って帰っていた為に手だけ挙げてボルトのようなスピードで、私の視界から消えてしまった。



速すぎだし……



ややこしい事にならなきゃ良いけどと思いながら私も疲れた身体を引きずるように全盛期を過ぎた高橋尚子のように走った。


この所疲れが溜まり過ぎていた。


だけど眠りに落ちる前には必ず高橋君との妄想をしていた。


妄想の時間も疲れ過ぎて短くなっている…


もう~妄想くらいさせてよ!!


もう妄想ってだじゃれじゃないよ。


妄想したい年頃なのよ。


二人でお花畑を歩いている妄想をしていると最後は殴りあってる事が最近は多かった…


愛し合ってるのに戦う運命なのかしらと枕を涙とよだれで汚す毎日だった。


十代の女の子達は、カラオケに行ったり、洋服を見に行ったりあんな事やベッドでは、スゴい格好しているだろうにね…