山尾は、ゆっくり綾香さんを、下ろしながら話した。


「解散くらい賭けないでうちは、何を賭けるんだ。

負けたら、ハスミと綾香を、AVに出しますじゃどっかの女子プロレス団体みたいだし、ハスミは、貧乳だろう。

綾香は、もう年だぜ。

賭けるなら解散しかないし、その方が話題性も出るだろう。

もしも、もしも負けたら俺が皆を連れてアメリカでもメキシコでも連れて行くよ。



山尾は、綾香さんに股間を蹴られそうになったが、ギリギリで防いだ。


「しかし、長島じゃ無くて九州からの直接の接触ってどうしてかな?」


「金ちゃん、鋭いな。アントンだと思うよ。必ずアントンが、何らかの形で関わろうとするだろうが、九州は、それを嫌がってるから長島に、アントン対策をさせてると思うよ。」


「アントンかあ。」


その場の皆がため息を、ついた。


「シュートマッチつまり真剣勝負だ。それとうちが団体戦でもしも負けたら解散だ。

それ以外は、まだ何も決まってない。

とにかく、誰とやっても勝てるように俺達は、準備すりゃいいんだよ。
あと、一杯飲んだら帰るぞ。

しばらく禁酒だ。」