綾香さんは、そう言うと山尾の頭を素晴らしいスピードのキックで蹴った。
「オ~!ママすげえキックだなぁ!
太ももも見えたし良かったよ!」
カウンターの酔っ払ったお客から拍手が起きた。
ってかママなんだ!?と私は、驚いた。
山尾は、頭を押さえながら皆の所に来ると引き戸を閉めた。
「分かってると思うが、酔っ払った振りをして早々に解散だぞ。」
山尾が小さな声で告げた。
私意外の皆は、頷いた。
「山尾さんの彼女って若くて綺麗な上にママなんだ。
凄いね。」
私は、思った事を言ったが、山尾が恐い顔をして反論して来た。
「餓鬼は、黙れ!若いたって二十九だよ。
ママなんて誰でも出来るよ。
散々男騙して貢がせて作った店だよ。」
私は、何故か貢がせてみたいなぁと思ってしまった。
引き戸が開き違う女の人がボトルと水等を持って来た。
ママには、負けるが若くて綺麗な人だった。


