「しかし、相変わらず綺麗だし山尾さんの彼女じゃないですか。
うらやましいですよ。」
ボボさんが暗い声でボソリと呟く。
店の電気がいくつか消えたような気がするくらい暗かった。
ボボさんの暗さに一瞬紛らわされてしまったが、私は、驚いた。
彼女~!?山尾の彼女なの!!
強烈だけど、若いし綺麗じゃん!!
私は、海から上がった魚のように口をパクパクさせてしまった。
ミスター金が、それに、気付き笑いながら話した。
「ハスミちゃん驚いただろう。
彼女なんだよ。
なぁ、信じられないよな。」
店に居た山尾意外の皆が首を振りながら信じられないと言う顔をした。
ボボさんは、胸で何故か十字をきった。
皆知っているが、やはり、信じられないのだ。
「薫君あんたなんだかんだ言って幸せよ。
さぁ飲んで一時間したら綾香ちゃんのお店に行かないとね。」
ママが気を取り直したように言って皆に飲むように勧めた。


