元真日本プロレスのレフリーミスター竹林が書いたプロレス内の暴露本には、そうした、団体同士のストーリーをアングルと書かれていたのを思い出した。
アングルと言葉は、プロレス用語のようだが、ライバル関係を作ったり因縁話しを作ったりするのもアングルと言われていた。
つまり、誰かを売り出す為に、ライバルとの因縁を作ったりといったストーリーを作ると盛り上がる為に、そうした事をやるわけだ。
団体同士の抗争にも必ずと言って良いほどこういうストーリーが、出来上がってから動き出すらしい。
今回の山尾の乱入は、真日本との間にストーリーが出来てないうちの単独行動だとミスター金は、言ってるのだ。
「金さん、だけど、これで真日本プロレスも動かないといけなくなったんじゃないですか。」
高橋君が、言った。
「そうだな。それを狙ったんだろうが、向こうは、メジャー団体だから無視するって事もあるよ。
賭けだな。」
私は、山尾の賭けは上手く行くだろうと思った。