「っ、う・・・!?」
はっと目を覚ますと、リリィの琥珀色の瞳と目が合った。
リリィはひどくうろたえた様子でこちらを見ていて、琥珀色の瞳には不安が浮かんでいた。
『シアン様・・・!?大丈夫ですか・・・!?』
シアンはそれに答えることなくリリィを抱きしめた。
驚いたようにリリィのしっぽが膨らんだけれど、シアンは何も言わなかった。
ただ、つよく抱きしめる。
トクトクと小さな心音とぬくもりが伝わってきて、リリィが生きていることを教えてくれた。
仲間は、いなくなってしまった。
でもこうしてリリィとはまた会えたのだ。きっとノエルとも、また・・・・。
シアンはリリィを離して、ゆっくりその背中を撫でた。
リリィはちらちらとこちらを不安げに見ていたが、シアンが落ち着いてきた事を悟ったらしく、安心したようにしっぽを振る。
シアンはぽつりと言葉をもらした。
「ノエルが、森のみんながいなくなっちゃう夢をみたわ。
お願いだからリリィは私の傍にいてね・・・・」

