プロローグ 私の瞳は琥珀色。けれど彼女の瞳はにごっている。 私は自分の中に語りかけた。 『大丈夫。君は私が守る。安心してそこに居るといい』 私がそう言うと、彼女が嬉しそうにするのがわかった。 私と彼女は二人で、一人だ。 二人居て一人なのだ。 彼女が居る限り私たちは一人ではない。 独りになることはない―・・・ たとえ、他の仲間から**されても―・・・・