悪夢かと思った。


雪がちらちら降る寒空の下。

大好きなお母さん猫が
足は血に濡れてねじれ、
ぴくりとも動かないで3時間も
たったなんて。



横に居るお兄ちゃんの体が
冷たくなっていったなんて。




ちらちら降る雪が
お母さんの綺麗な虎柄の毛に落ちて

血で赤くそまった。







何がー…何が、あったの?




生き残った子猫は
必死に思い出したー…