「そうだ。しま子に術をかけたからといって、それ以外の全てが偽者に変わったりはしないよ」
「・・・・・」
「しま子と築き上げた絆は真実。だから僕らは仲間だ」
「・・・・・・・」
「そんな事、分かりきっている事だろう」
で・・・も・・・。
本来であれば、あたし達は仲間にはなり得なかった。
それをあたしが無理やり変えてしまった。
それだって間違いの無い真実だよ。
それが分かっていながら、このまま無視を決め込むなんて・・・。
せっかく仲間の元へ帰れるのに。
その機会が訪れたのに。
本来の場所へ帰るのが、幸せなんじゃないの?
それがしま子のためになるんじゃないの?
「帰りたいならさっさと帰るだろう。帰らないのはそれを望まないからだ」
「でも・・・」
「しま子が何を望み、何を成すかはしま子にしか決められない」
「・・・・・」
「たとえ君でも。それはしま子にとって決して譲れないんだよ」
自分の道は・・・自分でしか決められない。
だからこそ重荷を背負っても、生きていける。
他人が決定する事は出来ない。
「でも、それがしま子にとって幸せなの?」
「君は?」
「え?」
「君は僕と共に生きる事を選んで、幸せか?」
「それは・・・」
あたしは力強く、彼に向かってうなづいた。
だってあたしは幸せだから。
「・・・・・」
「しま子と築き上げた絆は真実。だから僕らは仲間だ」
「・・・・・・・」
「そんな事、分かりきっている事だろう」
で・・・も・・・。
本来であれば、あたし達は仲間にはなり得なかった。
それをあたしが無理やり変えてしまった。
それだって間違いの無い真実だよ。
それが分かっていながら、このまま無視を決め込むなんて・・・。
せっかく仲間の元へ帰れるのに。
その機会が訪れたのに。
本来の場所へ帰るのが、幸せなんじゃないの?
それがしま子のためになるんじゃないの?
「帰りたいならさっさと帰るだろう。帰らないのはそれを望まないからだ」
「でも・・・」
「しま子が何を望み、何を成すかはしま子にしか決められない」
「・・・・・」
「たとえ君でも。それはしま子にとって決して譲れないんだよ」
自分の道は・・・自分でしか決められない。
だからこそ重荷を背負っても、生きていける。
他人が決定する事は出来ない。
「でも、それがしま子にとって幸せなの?」
「君は?」
「え?」
「君は僕と共に生きる事を選んで、幸せか?」
「それは・・・」
あたしは力強く、彼に向かってうなづいた。
だってあたしは幸せだから。


