門川君に?
「しま子、門川君にご飯を運んでたの?」
「うあ」
こくこく。しま子がうなづく。
「この牢に入れられる罪人は、必要最低限の物すら与えられぬからのぉ」
「えっ? うそっ」
「それもあって、急ぐ必要があったのじゃ」
そういえば。
じー様がここに閉じ込められてた時も、なにも与えられてなかった。
水も食料も、一切。
じゃ、門川君も同じ目に?
・・・ひどい! 人権侵害じゃん!
「心配して、隠れてご飯を届けてたの?」
「うあ」
こくこく。
うなづくしま子を見て、胸がじーんと熱くなった。
しま子、やっばり優しいね。
同時に、何だかとても悲しくもなった。
人間と接するようになって、まだ日の浅いしま子。
そのしま子が、門川君を心配する優しさを持っているのに。
人間の仕打ちは・・・。
「しま子、門川君にご飯を運んでたの?」
「うあ」
こくこく。しま子がうなづく。
「この牢に入れられる罪人は、必要最低限の物すら与えられぬからのぉ」
「えっ? うそっ」
「それもあって、急ぐ必要があったのじゃ」
そういえば。
じー様がここに閉じ込められてた時も、なにも与えられてなかった。
水も食料も、一切。
じゃ、門川君も同じ目に?
・・・ひどい! 人権侵害じゃん!
「心配して、隠れてご飯を届けてたの?」
「うあ」
こくこく。
うなづくしま子を見て、胸がじーんと熱くなった。
しま子、やっばり優しいね。
同時に、何だかとても悲しくもなった。
人間と接するようになって、まだ日の浅いしま子。
そのしま子が、門川君を心配する優しさを持っているのに。
人間の仕打ちは・・・。


