空気を凝縮するような鋭い音が頭上に響いた。
耳の奥が痛くなる。
黒い大群の弓矢の動きが、空中でピタリと止まった。
まるでストップモーションみたいだ。
見上げるあたしの目の前で、みるみると氷に包まれる。
大量の弓矢一本一本全てが、瞬間的に氷結された。
パーンと弾ける大きな音がして、氷漬けにされた弓矢たちが空中で粉砕する。
黒い霧となってゆっくりと落ち、宙でそのまま霧散した。
す・・・
すご・・・・・。
まったくの無表情で立っている門川君を、あたしはポカンと見た。
あれほどの量の弓矢を全部、瞬く間に・・・。
しかも、ほんの一瞬で力を発動させるなんて。
こんな大技だったら、普通、発動するまでの時間がかかるはずなのに。
あたしが同じ事しようとしたら、一時間はかかるかも!
「永久様! 素晴らしいですわ!」
「さすがは永世様の孫だべっ!」
お岩さんと当主さんが、大喜びで騒いでいる。
その姿を横目で見ながら、あたしは門川君に叫んだ。
「なんでこんな事が可能なわけぇっ!!?」
もう、もう、ほんと人間とは思えない!
自分がちょっとばかり力があるから、良く分かる!
神の末裔っていうよりも・・・
「んもう、門川君って化け物の末裔なんじゃないのっ!!?」
耳の奥が痛くなる。
黒い大群の弓矢の動きが、空中でピタリと止まった。
まるでストップモーションみたいだ。
見上げるあたしの目の前で、みるみると氷に包まれる。
大量の弓矢一本一本全てが、瞬間的に氷結された。
パーンと弾ける大きな音がして、氷漬けにされた弓矢たちが空中で粉砕する。
黒い霧となってゆっくりと落ち、宙でそのまま霧散した。
す・・・
すご・・・・・。
まったくの無表情で立っている門川君を、あたしはポカンと見た。
あれほどの量の弓矢を全部、瞬く間に・・・。
しかも、ほんの一瞬で力を発動させるなんて。
こんな大技だったら、普通、発動するまでの時間がかかるはずなのに。
あたしが同じ事しようとしたら、一時間はかかるかも!
「永久様! 素晴らしいですわ!」
「さすがは永世様の孫だべっ!」
お岩さんと当主さんが、大喜びで騒いでいる。
その姿を横目で見ながら、あたしは門川君に叫んだ。
「なんでこんな事が可能なわけぇっ!!?」
もう、もう、ほんと人間とは思えない!
自分がちょっとばかり力があるから、良く分かる!
神の末裔っていうよりも・・・
「んもう、門川君って化け物の末裔なんじゃないのっ!!?」


