相変わらず、辺りは真っ暗。
道案内してくれたチョウチョさんも、もういないし・・・。
困ったなぁ・・・。
「小娘、見ろ」
「え?」
絹糸の視線の先を追う。
あれ? なんだか向こうの方、ぼんやり明るくない?
光が見える。
向こうに何が・・・?
絹糸を抱え、誘われるように歩いて行く。
どんどん周囲が明るくなっていった。
その明るさの先に・・・
「扉だっ!」
「到着したようじゃ」
あたしは扉に駆け寄った。
そして見上げる。
縦も横も、どーんと盛大にデッカイ扉だ。
真っ黒くて、飾りも何にもない。
「味もそっけもない扉だね・・・」
「扉に味付けする必要など無かろうが」
「そりゃそうだけど」
「まったく人間というのは、意味不明な生き物じゃな」
道案内してくれたチョウチョさんも、もういないし・・・。
困ったなぁ・・・。
「小娘、見ろ」
「え?」
絹糸の視線の先を追う。
あれ? なんだか向こうの方、ぼんやり明るくない?
光が見える。
向こうに何が・・・?
絹糸を抱え、誘われるように歩いて行く。
どんどん周囲が明るくなっていった。
その明るさの先に・・・
「扉だっ!」
「到着したようじゃ」
あたしは扉に駆け寄った。
そして見上げる。
縦も横も、どーんと盛大にデッカイ扉だ。
真っ黒くて、飾りも何にもない。
「味もそっけもない扉だね・・・」
「扉に味付けする必要など無かろうが」
「そりゃそうだけど」
「まったく人間というのは、意味不明な生き物じゃな」