部屋へ戻り、障子を開けた。
絹糸としま子が、揃って顔を上げてあたしを見る。
あたしがふたりに向かって笑顔を見せると、安心したような顔をした。
また門川君とトラブルになってるかと心配してたのかな。
そうだよね。
ずいぶん気を使わせちゃったよなぁ。
もう大丈夫だから安心してね。
あたしと門川君は、もう大丈夫!
細かい事は説明しないけどさ。
・・・恥ずかしいから。
「永久はどうした?」
「当主さんとお話があるんだって」
「そうか。では行くぞ」
「どこへ?」
「その話し合いに参加するに決まっておろう」
「お邪魔じゃないの?」
「いや、永久は小娘に伝言を頼んだのじゃよ」
「伝言?」
別に伝言なんて頼まれてないけど?
「話し合いをするから、部屋へ行って我らを連れて来い、という事じゃよ」
あたしは、さっきの会話を思い出してみた。
どこをどう考えても、そういった内容の会話じゃない・・・と、あたしは思うけど?
絹糸としま子が、揃って顔を上げてあたしを見る。
あたしがふたりに向かって笑顔を見せると、安心したような顔をした。
また門川君とトラブルになってるかと心配してたのかな。
そうだよね。
ずいぶん気を使わせちゃったよなぁ。
もう大丈夫だから安心してね。
あたしと門川君は、もう大丈夫!
細かい事は説明しないけどさ。
・・・恥ずかしいから。
「永久はどうした?」
「当主さんとお話があるんだって」
「そうか。では行くぞ」
「どこへ?」
「その話し合いに参加するに決まっておろう」
「お邪魔じゃないの?」
「いや、永久は小娘に伝言を頼んだのじゃよ」
「伝言?」
別に伝言なんて頼まれてないけど?
「話し合いをするから、部屋へ行って我らを連れて来い、という事じゃよ」
あたしは、さっきの会話を思い出してみた。
どこをどう考えても、そういった内容の会話じゃない・・・と、あたしは思うけど?


