「お前、さっきどうやって力を使った?」
「なんだか、ものすごく集中したみたい」
「・・・なにに対してじゃ?」
「そりゃ絹糸に対してよ」
「・・・・・」
「いや、実はあんまりよく覚えてないんだけどさー」
なにしろ無我夢中だったから。
なにがどーなったんだか、自分でもぜーんぜん分かんないや。
あははって笑うあたしを見て、絹糸がポツリとひとり言を言った。
「本当に小娘に殺されるところであったか・・・」
音をたてて燃え上がっていた炎が静まる。
あの怪鳥の巨大な体が、跡形もなく消滅していた。
とにかく危機は脱したみたい。
よく分かんないけど、終わりよければ全てよし!だね。
めでたし、めでた・・・ん?
あたしの目が、あるものを見つけた。
怪鳥の倒れていた場所に、何かが落ちてる。
なんだろ、あれ。
炎の中で、ゆらゆら揺れて・・・
紙?
「なんだか、ものすごく集中したみたい」
「・・・なにに対してじゃ?」
「そりゃ絹糸に対してよ」
「・・・・・」
「いや、実はあんまりよく覚えてないんだけどさー」
なにしろ無我夢中だったから。
なにがどーなったんだか、自分でもぜーんぜん分かんないや。
あははって笑うあたしを見て、絹糸がポツリとひとり言を言った。
「本当に小娘に殺されるところであったか・・・」
音をたてて燃え上がっていた炎が静まる。
あの怪鳥の巨大な体が、跡形もなく消滅していた。
とにかく危機は脱したみたい。
よく分かんないけど、終わりよければ全てよし!だね。
めでたし、めでた・・・ん?
あたしの目が、あるものを見つけた。
怪鳥の倒れていた場所に、何かが落ちてる。
なんだろ、あれ。
炎の中で、ゆらゆら揺れて・・・
紙?