せっかく助けてあげたのに!
そこんこと分かってるの!?
ちゃんと感謝してよね!
・・・てか、あたしだよね? 助けたの。
でも届かなかったんだけどなぁ??
「小娘、いつの間にか腕を上げたのぉ」
「え? なにが?」
「滅火の力じゃよ」
「・・・・・?」
「なんじゃ、無意識じゃったのか?」
いやもう、無意識もなにも・・・。
正直、それどころじゃなかったんだけど。
「滅火の力は遠距離戦でも有効なんじゃ」
「えー!? そうだったのぉ!?」
「接近戦だけでは、効率が悪かろうが」
「それはあたしも思ってたけど」
「天内の一族は皆、両方を使いこなしておったぞ」
「えー! ホント!? すごいねー!」
「・・・お前、ほんとに知らんかったのか?」
「うん! 全然!」
「・・・・・」
絹糸は、ちょっと沈黙した。
そこんこと分かってるの!?
ちゃんと感謝してよね!
・・・てか、あたしだよね? 助けたの。
でも届かなかったんだけどなぁ??
「小娘、いつの間にか腕を上げたのぉ」
「え? なにが?」
「滅火の力じゃよ」
「・・・・・?」
「なんじゃ、無意識じゃったのか?」
いやもう、無意識もなにも・・・。
正直、それどころじゃなかったんだけど。
「滅火の力は遠距離戦でも有効なんじゃ」
「えー!? そうだったのぉ!?」
「接近戦だけでは、効率が悪かろうが」
「それはあたしも思ってたけど」
「天内の一族は皆、両方を使いこなしておったぞ」
「えー! ホント!? すごいねー!」
「・・・お前、ほんとに知らんかったのか?」
「うん! 全然!」
「・・・・・」
絹糸は、ちょっと沈黙した。