呆然とするあたしの元へ、婚約者さんは走ってきた。
はぁはぁと息を切らしている。
「永久様、大丈夫ですの!?」
「我らが来たのが、よう分かったのぉ」
「わたくしは土の民。この地に一歩、足を踏み入れれば分かりますわ!」
総レース仕立てのカサをくるんっと回し、意気込んでいる。
うわあぁぁ・・・
見れば見るほど、ものすごい・・・。
ぶわっと大きく広がったスカート。
造花で盛り上がったヘッドドレス。
リボンで埋め尽くされた靴。
確かに、あたしや門川君と年齢は違わないみたい。
ちょっと年上っぽいけど。
目鼻立ちはハッキリしてて、可愛らしいと思う。
でも、必要以上にデコレーションしようとしているメイクが、痛い・・・。
ナチュラルメイクだったら、もっと似合うのに。
全体のケバさが、のどかな風景から完璧に浮きまくってる。
さっきとは別の意味での、圧倒的な存在感を感じてしまう・・・。
はぁはぁと息を切らしている。
「永久様、大丈夫ですの!?」
「我らが来たのが、よう分かったのぉ」
「わたくしは土の民。この地に一歩、足を踏み入れれば分かりますわ!」
総レース仕立てのカサをくるんっと回し、意気込んでいる。
うわあぁぁ・・・
見れば見るほど、ものすごい・・・。
ぶわっと大きく広がったスカート。
造花で盛り上がったヘッドドレス。
リボンで埋め尽くされた靴。
確かに、あたしや門川君と年齢は違わないみたい。
ちょっと年上っぽいけど。
目鼻立ちはハッキリしてて、可愛らしいと思う。
でも、必要以上にデコレーションしようとしているメイクが、痛い・・・。
ナチュラルメイクだったら、もっと似合うのに。
全体のケバさが、のどかな風景から完璧に浮きまくってる。
さっきとは別の意味での、圧倒的な存在感を感じてしまう・・・。


