着いた! やっと着いた!
大急ぎで祠の前まで走る。
突然、頭上から細い光が降りてきた。
この光は・・・?
あたしは立ち止まり、天を見上げる。
天上の月から、一本の光の柱が降りていた。
白銀に輝く月の、光の帯。
銀の粒子が寄り集まって、あたしの足元を照らしている。
その光が、道を作る。
真っ直ぐに祠までの道を照らしていた。
月の道標だ・・・。
暗闇の中で、なんて綺麗な・・・。
おぼろな月の光に照らされ、暗く、ほのかに浮かび上がる。
虫達の声に包まれた、その祠は・・・
「すんごいボロ・・・」
「はるか昔に封鎖された祠じゃからのぉ」
ホントにボロ。
てかもう、崩れかけてるし。
紙垂も落ちて朽ちちゃってる。
全体の半分くらい苔むしてるよ。
緑色に染まっちゃってる。
・・・ご利益なさそう。
大急ぎで祠の前まで走る。
突然、頭上から細い光が降りてきた。
この光は・・・?
あたしは立ち止まり、天を見上げる。
天上の月から、一本の光の柱が降りていた。
白銀に輝く月の、光の帯。
銀の粒子が寄り集まって、あたしの足元を照らしている。
その光が、道を作る。
真っ直ぐに祠までの道を照らしていた。
月の道標だ・・・。
暗闇の中で、なんて綺麗な・・・。
おぼろな月の光に照らされ、暗く、ほのかに浮かび上がる。
虫達の声に包まれた、その祠は・・・
「すんごいボロ・・・」
「はるか昔に封鎖された祠じゃからのぉ」
ホントにボロ。
てかもう、崩れかけてるし。
紙垂も落ちて朽ちちゃってる。
全体の半分くらい苔むしてるよ。
緑色に染まっちゃってる。
・・・ご利益なさそう。


