「正面からは近づけぬ。そこで、この山の祠を使う」
「この山の祠?」
「祠から幽閉場所まで、おそらく繋がるはずじゃ」
「大丈夫なの?」
「おそらく」
おそらくって何よ、おそらくって。
もうちょっと確実性のある答えを聞きたいんだけど。
「他に方法はない。やってみるよりほかあるまい」
・・・・・・・・・・・・。
しかたない。方法がないんなら。
とにかく行動あるのみだ。
モタモタしてる間に、門川君が殺されてしまうかもしれない!
急ごうっ!!
絹糸を抱きかかえ、息を切らして山道を進む。
あちこち飛び出てる枝に、顔や手や足が傷つけられた。
鋭い痛み。血がにじむ。
早く。早く早く!
急がなきゃ!!
はぁはぁと荒い息を吐くあたしの目に、何かが見えた。
月明かりに、ぼんやりと浮かぶあれは・・・。
「着いたぞ」
祠だ!
「この山の祠?」
「祠から幽閉場所まで、おそらく繋がるはずじゃ」
「大丈夫なの?」
「おそらく」
おそらくって何よ、おそらくって。
もうちょっと確実性のある答えを聞きたいんだけど。
「他に方法はない。やってみるよりほかあるまい」
・・・・・・・・・・・・。
しかたない。方法がないんなら。
とにかく行動あるのみだ。
モタモタしてる間に、門川君が殺されてしまうかもしれない!
急ごうっ!!
絹糸を抱きかかえ、息を切らして山道を進む。
あちこち飛び出てる枝に、顔や手や足が傷つけられた。
鋭い痛み。血がにじむ。
早く。早く早く!
急がなきゃ!!
はぁはぁと荒い息を吐くあたしの目に、何かが見えた。
月明かりに、ぼんやりと浮かぶあれは・・・。
「着いたぞ」
祠だ!


