川の水は冷たくて 流れが強い。 ツキは息をしようと 必死にもがくが、 あまり意味がなかった。 割れたところからは 随分と流され、 頭上には氷が張っているのだ。 もがきながら 氷を割ろうとしても 氷はまったく割れなかった。 (なんで…っ!? 私が落ちたときはすぐ割れたのに!) いくらもがいても 水面がぴったり凍り、 中の水だけが流れているのだから 息をするスペースはない。 ツキは体中が冷たくなり、 息ができなくなりー… 気を失ってしまった。