町に着いたウルーは無言で医者のもとへツキと治療代をおき砂漠へ戻った。 正体のことも、あるがウルーが砂漠を離れてはいけないのだ。 ウルーは無言でツキとの別れを惜しみながら砂漠へ走り去った。 いつものように早くではなく― ―なんども後ろを振り向きながら。